プレイヤーとリーダー

白鳥英美子にうっとり聞き惚れています。
竹内まりやよりも、もっとクラシックな感じですが
それだけに歌だけで勝負しているといった感じ。さすが。


今度の異動先は、相変わらず組織全体に問題がありそうです。
ひいては、組織の構成員のそれぞれに問題がある、という
論調になりそうですが、そうではないようです。

トップの座に着き、管理職を任された上司はいても、
リーダーの職に就き、管理職を全うする上司はいません。
ただそれだけで、組織全体が烏合の衆になってしまい、
それでも、個人個人が果たす職務で、とりあえずの成果は
どうにか上がっている、という風に見えます。

いずれもが従業員にして作業員であり、
いずれもが管理職でなく、リーダーではない。
あるいは、誰かの指揮のもとに動いてもいない。
それは、指揮も指揮をする誰かもいない。
そんな人々の集まりになってしまっている、と思います。

そこに飛び込んだものの、そして、そんなもんだと
3日目の勤務で薄々気付いてきたものの。
もうね、こういうのを立て直すのに、疲れた自分がいます。

もう疲れたわ。
誰かの為に働く自分が好きとか、そういう自分にこそ
存在意義があるとか、そんなことを言ったり書いたりしたけど
こんなにバカスカ環境が変わって、でも相変わらず人々は
自分のことしか考えてなくて、組織になりきれてなくて…。

もちろん、がんばってる人もいるんだけど
でも、それはあくまでも作業員でしかない。
作業員としてのがんばりで済む人は、非正規雇用者だけで
管理職としての頑張りが必要な人は、あんたじゃないのかー!
と上司に叫びたい。その上司も、辞めちゃうんですけどね。


この職場から辞める、ということは
管理職になりきれなかったり、目指しきれなかったり、
頓挫したりした、ということなのかなぁと思った。
上からの押し付け、下からの突き上げ、横からの非協力。
それが上司を孤独にして、組織をより良く仕上げるための
モチベーションを下げたのかなぁ、なんて思います。

でも、それで辞めてしまっては、
いつでもどこでもなんでもだれとでも、自分の管理職としての
仕事を全うできないままなんじゃないか、とも思う。
もちろん、そんな仕事をしたくないとか、向いてないとか、
それで辞めたり、そこから先に上がっていく気にならないとか、
そういう事情や気持ちがあるのも、理屈では分かる。

でも、でも…
それで良いのか? と思う。
結局、周囲から逃げ出したのではなく、そういう周囲に
何もできない自分から逃げ出しただけじゃないの? とも思う。
こんな風に、上司を問い詰める気にもならないし、
じゃあ自分がやれと言われると、疲れたとしか言えないものの。


とにかく、この組織、できればなんとかしたいな。
それを諦めているのが、職場の大ボスなんだろうけども。
うーん。いまはまだ様子見。自他を含めて、無理せず様子見。