風立ちぬ いざ

ジブリ宮崎駿監督の新作「風立ちぬ」を観て来ました。 
すばらしかったですよ。5回は泣きました。すっきり。 

いろんな面白さや、面白さの核がつまった作品だと思います。 
批評や、批評に対する批評もあれこれありますが、 
他人の批評はさておきたいと思います。 
観た自分が、自分なりの感想や思いを胸に抱き、できればそれを 
言葉にしたり文章にしたりするのが、大事だと思います。 

さて、私が感じた「風立ちぬ」の面白さの核とは、 
主人公の生き様、主人公の人生ではないかと思っています。 
彼の夢は、空を自由に飛ぶ飛行機を作り上げること。 
いち設計者として夢をいだき、その夢をかなえた人生を 
描いた映画ではないかと思っています。 

あれこれ検索してみたところ、肝心の公式ウェブサイトにて 
監督の企画書にすべて述べてありました:http://kazetachinu.jp/message.html 
この企画書は、できれば映画を観てから読むことをおすすめします。 
大事なことが全部書いてありますので。 

そう、この映画はあくまでも、主人公の生き様を描いたもの。 
それを描こうという目的のもとに、作られたのです。 
もちろん、震災や戦争、時代や国家、仕事と私事… 
なんていう要素も散りばめられています。 
しかし、それらの要素は、大きな面白みである主人公の生き様を 
彩るための燃料のように感じました。 


あれこれ書こうと思って、あれこれ書いてみたのですが 
どうもしっくりくる感想が書けませんでした…。 
内容自体は非常に充実しているけど、そしてその表現も 
豊かで美しく、時に残酷に見せているけど、 
物語の運び方は非常に淡白ではないかな、と思います。 


もしくは、感想を書くにはちょっと早すぎたかも。 
もうちょっと寝かしてみようかな