いまさら今年のビジョン

私の今年のビジョンは、去年とほとんど同じです。

 1.自分をとりまく状況を見て取り、把握すること。

 2.それを前提に、その状況に合わせた適切な行動を取ること。

の2つです。去年はここまで言語化できてませんでした。

 

もちろん、ビジョンというものは、掲げただけでは意味がありません。

例えば、真っ暗な夜道で、目的地の名前だけが頭の中にあるようなものです。

いくら目的地が分かっていても、そこに行くまでの道のりも分からず、

しかも歩く道は暗いようでは、目的地に到着するのは難しいでしょう。

 

重要なのは、掲げたビジョンを、日々の行動や仕事に落とし込むことです。

ビジョンからは、もっと具体的な目標を絞りだす必要があります。

目的地まで歩く道が正しいかどうかを示す、目印が必要というわけです。

目的地まで歩いている途中で、道が正しいかどうかを判断できなければ、

無駄足を踏むはめになります。これは避けたいところ。

 

また、途中で休憩ポイントを設けても良いでしょう。

歩くのが行動だとしたら、歩くための準備となる行動も必要です。

健全な心身を保ってこそ、確実な一歩を踏めるはずです。

寝たり食べたり遊んだりしなければ、疲れて足が動かなくなったり、

足を動かす気にさえ、ならなくなるかもしれません。

心身を休め、目的地までの道のりを確認することも

目的地まで歩くための、重要な準備行動といえます。

 

*目的地までの道中を計画するにあたり、最初から道中に休憩を設定出来る人も

いるかもしれません。そんな人は、計画を立てた時点で、道のりの具合と行程を、

きっちりと把握できちゃう人だと思います。これが出来たらプロだなぁと思う*

 

 

目的地を設定し、ただひたすら歩いていく。

途中で道が正しいかを目印で判断し、また歩き続けるために、あえて休む。

休みながらも、歩き方を思い出し、改善する。

 

 

これを仕事っぽくいえば、PDCAを設定し、実際にそのサイクルを回す、

ということだと思います。掲げたビジョンはただの理念であって、それはまだ

具体的な目標でもなければ、日々の仕事でもないと思います。

 

ビジョン通りの仕事や生活を送りたければ、もっと具体的ないくつかの目標を

設定し、そのための行動を取り、目標を果たしていく必要があります。

たとえば、1週間と1日の行動を目印にして、毎日の目標をとするわけです。

 

 月曜日の午前中はこれとこれ、午後はあれとあれをやる。

 火曜日は1日中あれをやって、その結果は木曜日に返って来るからそれまで保留。

 水曜日は来週分のデータが来るから、それを意識しつつ、忙しい週末の仕込み。

 木曜日は火曜日の仕込みが返って来るから、その対応をし、週末の仕込みもする。

 金曜日は忙しい仕事に専念して、水曜日の仕込みを土台に早めにその日の仕事を

     終わらせて、来週の仕込みをする。月曜日の土台とする。

 

という風に。

実際には、もっと仕事の量も多いし、それぞれの質も異なると思います。

その日の仕事が、後日返って来る、というのがミソだと思います。

 

というのも、今を土台に未来がやってくるからです。

成績の良し悪しや達成の具合は、実際に取り組んでいた過去に、

それらの判断材料が散らばっているからです。

 

今が過去にとっての未来です。

今が良ければ、過去に良くなる材料があったはずですし、

今が悪ければ、過去に悪くなる材料があったはずです。

 

現状の良し悪しが判断できたら、その材料を見なおしてみましょう。

PDCAのうち、チェックに取り組めた場合、あとは改善点と改善方法を

見出すだけです。そうすれば、また新たな目標を立てることができ、

ビジョンに向けた行動をとることが出来るはずです。

 

自分の理想となるビジョンを、抽象的でも構わないので、まずは掲げる。

次に、そのビジョンを達成できるかどうか、実際に達成しているどうかを

判断できる目印を立てる。ぐっとビジョンが具体的かつ近くなるはずです。

 

ビジョンが遥か遠くても、まずはその道の途中を示す目印に向けて、

行動する。目印に近付いたり、達成できたり、もしくは失敗したりしたら

とりあえず休む。目印を見直したり、設定しなおしたりして、

行動の改善をはかり、また歩き出す。行動しだす。

 

 

話の流れがぐだぐだではありますが…

そんな1年にしたいと思います。これでもまだ抽象的な話だなぁと思うものの。